【映画レビュー】機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイを見てきた話【ネタバレ大アリ】

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイを見てきたのでレビュー。
久々のガンダム映画、それもファーストガンダムから続く正史である宇宙世紀もの。
やっぱり宇宙世紀シリーズが好きなので、公開2週目になってしまいましたが劇場へ。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

閃光のハサウェイってなんじゃラホイ?

機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」はガンダムの生みの親、富野由悠季監督が30年前に書いたガンダムの小説。
ファーストガンダムとか初代ガンダムと言われる宇宙世紀(正史)シリーズの一つ。
ガンダムの歴史的には映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」の続きとなるお話。
正確にはガンダムUCとかガンダムNTとか入ってくるんですが、今回のお話が逆襲のシャアから繋がる感じなので割愛します。
主人公はガンダムシリーズの殆どに出ているブライトノアの息子、ハサウェイノア。
今回この小説がベースとなっている映画。
富野監督の小説はこの作品の前の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」を読むとわかるのですが、アニメと映画では物語の展開が違っているので、この映画ももちろん小説とは違った展開になってるっぽいです(未読なので詳しくはわからず)。
昔からガンダムの小説とアニメシリーズはストーリーがだいぶ違っているので、小説を読んでいる人でも今回の劇場版は楽しめる作品になっていると思います。

かくいう私も小説は見ていないので(アニメシリーズは殆ど見ている)小説のネタバレ知っていて見に行っています。

毎週入場者プレゼントと料金が……

最近の劇場用アニメ作品に多いのが、入場者特典。
今回のガンダムも5週間限定「週替わり歴代ガンダム劇場フィルム」プレゼントをやっています。
現在は2週目。
1週目はファーストガンダムの劇場版3部作のフィルムでした。
2週目はΖガンダム3部作、ZZガンダム、逆襲のシャアの中からの1カット。
ちなみに私が引いたのはこれ↓

写真では黒く潰れて見えなくなってしまいましたが、映画「逆襲のシャア」の中のシャアの演説シーンでした。

あと劇場行って気がついたんですが、特別料金設定みたいで、1900円均一料金設定でした。
見る人が限られるからって、ちょっと料金設定人の足元見てませんかねぇ……。

あとこの映画、ほんとは昨年の夏公開予定でした。
みんな知っての通り、コロナウイルスの流行のせいで延期を余儀なくされ、3度の延期を乗り越え今月の公開となったわけです。
そのせいかどうかわかりませんが、今回の閃光のハサウェイのBlu-rayが鑑賞者限定で劇場購入できます。
Twitterで「映画のBlu-rayがほしいと思うときってその映画を見た直後なんだよね」と、ガンダムを見たらしい人がつぶやいていましたが、ほんとその通りみたいでかなりの数が売れているみたいです。

映画の感想(ネタバレあり)

前置きが長くなってしまいましたが、映画の感想です。
ストーリーは逆襲のシャアの12年後のお話。
ざっくりとあらすじを書くと、主人公のハサウェイが反地球連邦組織の秘密結社マフティーのリーダーで、素性を隠して宇宙から地球の仲間と合流しにやってきて更にガンダムを引き取るまでの話。
ざっくりすぎか。

マフティーは簡単にいうとテロリスト集団。
シャアの理想を継いている感じなんですかね?
過去作で何度もあったように、連邦政府の腐敗や地球の環境汚染が許せないみたいな感じで自分たちの活動を正当化している感じです。
ガンダムシリーズでよくあるように、小難しいおしゃれな会話ややり取りが続きますが、よくわかりません。
地球に降りてくる際に出会った、切れ者の連邦軍大佐ケネスや謎の少女ギギに振り回されつつなんとか仲間と合流して、新型のガンダムを宇宙空間で受け取る。
その際連邦のガンダム(?)と戦闘に。
物語はだいたいここでおしまい。
閃光のハサウェイの序章って感じでした。

見どころは戦闘シーンかな。
全体的に映像は美しく、戦火の悲惨な感じがすごくよくできていて迫力がありました。
メカニックもかなり精細で緻密に表現されていて、過去のガンダム作品の中でもよりリアリティを感じる作りになっていたと思います。

そして一番のクライマックスはガンダム対ガンダムの戦い。
正確に言うと、主人公の乗るマフティーのガンダムタイプモビルスーツがクスィーガンダム」、連邦のガンダムタイプモビルスーツ、「オデュッセウスガンダム」がFF(フィックスド・フライト)ユニットを装備した形態のペーネロペー」
その2台の空中戦。
非常にわかりにくい上に面倒くさい設定っすね。

戦闘シーンは迫力あったんですが、2台共モビルアーマーっぽく好き嫌いの分かれるデザインだなと思いました。
個人的にはあんまり好きなデザインではないなー。
メッサーというマフティー側のモビルスーツのほうが好みな感じでした。

とはいえ、戦闘シーンだけでもかなり見る価値のある作品だと思います。

騙されるな!ハサウェイは3部作!!

劇場に行ってからというか、映画を見終わって「なんでこんなに中途半端なところで終わるんだろう?」と思い、公式サイトを見てみたら原作の富野監督のメッセージの中に『三部作』という言葉を見つけてびっくり。
最初から3部作だったってこと知らない人多いんじゃない?
公式サイトのトップページとかに載せておいてくれよ。

なんかさー、小学生のとき初めて劇場版ガンダムを見に行った時を思い出しちゃいましたよ。
当時もさー、劇場版ガンダムが三部作ってこと知らずに映画を楽しみにして劇場行ってギレンの演説あたりで話が終わっちゃってがっかりした思い出。
なんか頭にきて二作目の哀戦士見に行かなかったんだよなー。
後で行かなかったこと後悔したけど。

まあ無理やり90分くらいの中に原作押し込めて映画化するよりはいいけど、なんか釈然としない感じ。
とりあえずあんまり間を開けずに二作目を公開してほしいと願うばかり。
ガンダムファンとかっこいいロボット戦闘シーンを見たい人は損がない映画だと思います。

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