昨年、ADSLが終了するので乗り換え先を考えるというブログを書きました。

自宅のADSLは無事に光回線に乗り換えて順調に使えています。
しかし、スピードはかなり出るものの料金は約倍になりましたが^^;
実は仕事場でもADSLを使っていて、こちらも乗り換え先を考えなければならない状態に。
こちらも光回線も考えたのですが、仕事上ではあまり使わないので、一旦Wi-Fiルーターで固定回線運用をしてみようかと。
そんなわけで定額で使い放題の楽天モバイルSIMを使って固定回線化を考えてみました。
目次
楽天モバイル固定回線運用
楽天モバイルで固定回線化しようとした理由
有線でネット環境を構築しようとすると料金高めの光や有線などを選ばなくてはなりません。
さらに工事費や時間もかかります。
ちなみに自宅の光回線工事はコロナでリモートワークをする人が増えたこともあり、申し込んでから使えるようになるまで約半年かかりました。
マジ洒落にならない。
そんなわけで手軽かつ比較的すぐ使い始められる無線がいいかと。
無線ですぐ思いつくのはSoftBank AirやUQWiMAXなど。
ただちょっと問題も。
SoftBank Airは本体代が高いしキャンペーン終わると月額料金高額になりますし、UQWiMAXは昔使っていたのですが室内だと電波がちょっと弱いんですよね。
いろいろ考えた結果、他社より比較的安く定額で使い放題(もちろん使いすぎると速度制限ありますが)の楽天モバイルSIMをWi-Fiルーター運用してみることにしました。
ちなみに楽天モバイル、料金上限は2980円(税別)
ADSLがだいたい1500円(税別)くらいだったのでこれでも倍近く高いんですけどね…。
ただひとつ注意。
楽天モバイルはキャリアとしてまだ新興の通信会社なので、どうしても通信エリアがせまいんですね。
もし楽天モバイルを利用してみようと考えている人は、最低限自分の生活範囲が通信エリア内かどうか公式サイトで確認してからにしたほうがいいと思います。
固定回線化するのに必要となるWi-Fiルーター選定と注意点
ADSL終了にともなうブロードバンド難民(私を含む)は結構いらっしゃるみたいで、まあ大体考えることも同じ。
楽天モバイルで固定回線をやろうとしてる方も多いみたい。
楽天モバイルをデータ無制限で利用する場合の注意!
楽天モバイルをデータ無制限で利用するにはちょっと気をつけなければいけないことがあります。
それは無制限で使える周波数帯が決まっているのです。
楽天モバイルはBand3とBand18という2つの周波数帯が使われていますが、Band18はauの回線を間借りしている状態でこちらの回線で接続されている状態だと5ギガまでしか使えないようになっています(それ以上だと速度制限がかかって極端に遅くなってしまう)。
そんなわけで無制限で使えるようBand3だけを使う設定にしないといけないわけです。
そういう設定ができるWi-Fiルーター、もしくはBand3だけしか受信できない製品が必要になります。
ネットでザザッと調べてみたところ、Band3しか使えないそれでいて格安のルーターを見つけたのですが、もう昨年の時点でみんな買いに走っていたようでどれも売り切れ。もしくは高騰してました。
その中でちょっと高いけど、楽天モバイルが使えてBand固定できるこれ↓
を購入しました。
WN-CS300FRのレビューと無制限で使うためのの設定
そんなわけで早速開封。
値段は1万3000円ほどなんですが、ネット上の噂ではカタログスペックはそれほどでもない感じ。
まあ買ってしまったものは仕方ないので早速セッティング。
まずは中身。
必要最低限な感じ。
本体とACアダプタのみ。LANケーブルなどは入ってません。
背面はこんな感じ。
スマホなどと簡単に接続できるWPSボタン、初期化ボタン、そして有線LANケーブルが刺せるようになってます。
このへんが自宅据え置きのモバイルルーターって感じですね。
電源スイッチのようなものはなくコンセントをつなぐだけ。
裏蓋を外し、楽天モバイルのSIMを入れます。
ちなみにSIMのサイズはnanoではなくMicroなので注意。
nanoの人はアダプターとか用意をお忘れなく。
あとは説明書に従って、スマホかPCでシステムにログインして設定していきます。
APN設定を楽天モバイルにするとあとは問題なくネットに繋がりました。
ソフトウェアのアップデートが必要な場合もあるようですが、私の買った製品は最新になっていたようです。
ネットに繋がるようになったらauローミングされないよう、Band3にだけ繋がる設定をします。
左側の詳細設定をクリック。
次に右上に利用バンド設定があるのでクリック。
そうするとこの画面に。
Band3以外を「使用しない」にして設定ボタンを押せば終わり。
これでパートナー回線には繋がらず、楽天モバイルだけに繋がるようになりました。
速度測定。さらに無線LANを繋いでみる
早速電波強度と速度を測ってみました。
まず参考までに、ADSLの速度。
正直下りはこのスピードでなんの問題もなく使えてました。
動画アップとか、重たいゲームソフトダウンロード購入とかは厳しいですけどね。
次に楽天モバイルSIMでCS300FR。
まあこんなもんかなーってな感じ。
4Gが下り最大75Mbps上り50Mbpsなので、下りもうちょっと出てくれてもなーって気もしました。
ちなみにこのルーターのWi-Fiが2.4Ghz300Mbpsが最大なので、もしかしたら別に5GhzのWi-Fiルーター接続したら早くなるかな?と思ってテストしてみましたがほぼ変わらずでした。
2.4Ghzだと電子レンジとかで電波干渉するので、もし人によって設置場所で繋がりにくい場合は5Ghz対応のWi-Fiルーター使用もありかもしれません。
実際に使ってみての感想
スマホ単体の速度と、このCS300FRを使った速度テストを比べてみましたが、ほぼほぼ差はありませんでした。
あくまでもこの結果はうちのモバイル環境の場合ですけどね。
ノートPCで一日中、株取引とかYouTubeとか見ましたが、特に問題なく利用できました。
速度もADSLより出てるし、接続が切れることもなく普通に使えました。
月額料金がほぼ倍になったので、ちゃんと使えないと困るわけですけどね。
なお1日10ギガ以上使うと速度制限かかるらしいです。
そこまで使ったことがないので確認はとれていないですが。
ちなみに一日に使ったデータ量ですが、株取引に寄り付きから大引けまで使って、ちょっと動画見たりしても2ギガいかないくらいで済みました。
楽天、SBI、松井証券の取引ツール、全部起動。
スカイプとRadiko流しっぱなし。
それでもこんなもんです。
一日で10ギガ超える人って一体何に使ってるんですかね?
朝から動画定額サービス使いまくりとか?ものすごい量のダウンロードしてるとか?
そういう使い方する人は、光回線引いちゃったほうがストレスなくなると思いますが……。
今後利用者が増えたり、アンテナの設置状況とかで通信品質が変わってくると思いますが、とりあえずこの環境で利用していきたいと思います。
総括
もしADSLが終わって次どうしようかと迷ってる人は試してみる価値があるかもしれません。
もちろん電波環境によるので、まず自分の行動範囲やメインで使う自宅や職場が楽天のエリア範囲かチェックしてみてください。
楽天モバイルのエリアでも繋がらないことがあるので、もし知り合いで楽天モバイル利用者がいたら電波入るかどうか確認してもらったり、今現在(令和3年7月7日現在)初めての楽天モバイル利用者は3ヶ月無料で使えるようなので1円で買える楽天モバイル端末も一緒に買って試してみるのもいいと思います。
私は1年無料のときに生活圏内で圏外にならないかチェックしてから、Wi-Fiルーター使用に踏み切りました。
新型コロナのせいでリモートワークなどが増え、ブロードバンド環境が前よりさらに必須なものになっています。
このタイミングでADSLを終わらせちゃうのはどうかと思いますが、終わってしまうものは仕方ないですな。
固定回線難民かたはWi-Fiルーター試しては?
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